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製薬業界(創薬・生命系)を目指す大学院生へ

製薬業界の研究は、シーズ探索から、構造解析、作用機序の解析、安全性・毒性の解析、薬物動態の解析など多岐にわたり、生化学、分子生物学、神経科学、免疫学、タンパク化学などの幅広い生物学系の知識が必要となる。また、医薬品を構造から理解するためには、有機化学の基礎的な知識は必須であり、さらに作用を解析する上では、薬理学や生物統計学も大変重要である。また、動物実験の経験や特許に関する知識などもあるとより選択の幅は広くなると考えられる。さらに、製薬業界は、医薬品を市場に送り出すという点で、医療現場における重要な役割を担っていることを忘れてはならず、医療に携わる心構えも十分に持ちたい。

履修候補科目

◎ぜひ受講したい科目

  • B01 神経科学特論
  • B02 免疫学特論
  • B04 発生学特論
  • B05 ゲノム科学特論
  • B06 生体機能分子化学特論
  • B10 薬理・薬物学特論
  • B11 薬剤・分析学特論
  • I01 統計学特論
  • I02 生命情報学特論
  • I03 予測生物学特論
  • Q01 生命倫理学特論

○できれば受講したい科目

  • B08 生命薬学特論
  • B14 生命科学演習
  • C03 ケミカルバイオロジー・創薬化学特論
  • C04 ケミカルバイオロジー演習

卒業生アンケート

大学院で生命科学系を選んだ理由を教えてください

● 自分で新しいものを創ったり発見したりすることができる基礎研究に興味を持っていたためです。また、将来、創薬研究に携わりたいという希望があったので、そのための知識や技術を習得できると思ったからです。

● 創薬に関する研究を行いたいと考えていましたので、そのために必要な知識・技術を習得することができると思ったからです。

現在の仕事に直接役立っている大学院の科目を教えてください

● 生命薬化学特論では、創薬研究に必要な知識がわかりやすく説明されていました。仕事の会話で出てくる用語や概念を理解するのにも役立っています。

● ケミカルバイオロジー・創薬化学特論: 創薬研究の様々な分野に関わっている方の話を聞くことができました。実際の創薬研究では他分野との連携が重要なので、自分の分野以外にも知識を広げることは重要です。また、色々な会社の開発のアプローチを知ることができたのも、現在仕事をする上で貴重な知識になっています。

社会人として今の大学院生に勧めたい科目があれば教えてください

● 細胞シグナル制御学特論: 新薬を創るには多数ある細胞シグナルのどこを標的にするかを考えなければいけないので、この様な事も学んでおけば良かったと思います。生体機能分子化学特論: 薬の標的となる可能性のある受容体の知識は持っていた方が良いと思います。

● データベース特論: 業務では日々収集される膨大な量のデータを扱う必要があり、データを分析する技術が重要になります。こういった分析に必要な概念をもっと早い時期に学ぶことができたら良かったと思います。

仕事をする上で身につけておくべき知識や技術があれば教えてください

● 論文を読んだりする機会が多いので、英語の知識。様々な病気に対する創薬研究の実情など、自分の専門以外の幅広い知識や製薬業界の動向に関する一般的知識。創薬の標的になりうる酵素や受容体についての知識や、その受容体や酵素と病気との関連の知識など、より生化学的側面の知識。

● 医薬品が実際に使われる臨床現場の知識。現在、製薬企業では新薬の開発を行うことだけでなく、医薬品に新たな付加価値を創出することも重要な研究開発の分野となっています。付加価値を創出するためのアイデアを出すには、実際に医薬品がどう使われるのか、現場を知ることが重要になります。

生命科学系の大学院生へひとこと

● 自分の専門については奥深く学び、専門以外のことについても幅広く興味を持ち学ぶと、多くの知識が吸収でき、将来役立つと思います。

● 大学院での研究を通して学んだことは、将来たとえちがう分野で研究を進めるうえでも必ず役に立ちます。研究者としての基礎を構築できるよう頑張りましょう。

企業アンケート

大学院で身につけておくべき知識や技術があれば教えてください

● 薬理、有機化学、無機化学等の基礎知識や自分の専門領域の基礎知識、一朝一夕では身に付かない英語力をしっかり身につけておくと、入社後大いに活用できると考える。あまり、自分のこれまでの専門に固執せずに、入社したらなんでもやってやるという気概をもって入ってきて欲しい。

● 創薬薬理研究では、細胞培養技術、分子生物学的な実験技術に加え、動物を用いたin vivo研究の経験を積んでおくべき。開発薬理研究では、in vitroおよびin vivoの実験技術に加えて、臨床成績を示した論文を読めるようにしておくべき。特に疫学や統計学の知識を身につけておくとよい。

● 創薬化学に必要なほとんどの知識(特許、薬物動態、創薬の流れなど)は入社後に習得できる機会があります。しかしながら、科学の基本的な部分は各個人にまかされており、OJTでの教育にも限界があるので大学院できちんと身に付けて頂ければ助かります。

● タンパク化学もしくはin vivoの薬理評価の技術が必要であり、それに加えて分子生物学、免疫学もしくは組換えDNA技術に関する知識や経験も有することが望ましい。また、研究所内での意思疎通に十分な口頭および文書でのコミュニケーション能力を有していることが必要である。

● 企業研究では決められた時間の中で、論理的にものを考え、効率的に実験し、その結果を人に分かりやすく伝えるという点が、基本的に重要になってくるかと思います。なかなか大学で専門であった領域と、企業へ入社して担当する領域が一致することはありません。将来企業へ入社することを考えた場合、大学では上記一連の流れを効率的にこなせる技量を身につけることが重要となると思います。

● 英語力、コミュニケーション能力、その専門分野における習熟度の高さなどが要求されるかと存じます。また、実際に入社した後、大学で習っているべき基礎学力(化学、生物学、物理学など)の強さがいろいろと間接的に仕事の作業効率を左右していると思います。なお、オミックスの知識はある程度必要に感じます。またバイオインフォマティクスや計算化学といったコンピュータ科学を活用する知識があることが望まれるのではないか、と考えます。

● 各々の分野での専門知識、実験手技・技術が習得されていること。製薬企業ですので、合成、製剤、分析、安全性、薬理に分かれており、これらの分野での基礎知識が必要となります。昨今、分子生物学が主流でございますが、動物を取り扱いますので、生理学等も重要になります。また、英語に関する能力、レポート作成能力、プレゼンテーション能力なども必要と考えます。

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